書斎の本棚(大)、下ブロック。
「QUEENDOM 86号」Ellery Queen Fan Club 2009年6月
「悪の起源」特集だが、特にそれ用の原稿は無い。「悪の起源」は、書きにくいのか? もしくは、書きたい気持ちを喚起しないのか?
86号は、「悪の起源」特集というよりも、「案山子とA〜Z」特集だな。
書斎の本棚(大)、下ブロック。
「QUEENDOM 85号」Ellery Queen Fan Club 2009年2月
映画版「スペイン岬の謎」が、ほぼ紙上ロードショーみたいなことになっている。このような特殊な映画はなかなか見られないので、大変良い資料である。
私は、わけあって、「スペイン」のビデオを提供されたので(提供するから、原稿書いてね、という交換条件で。編集長のいつもの手である。乗る私も私である)、うちのテレビで「スペイン」を見てしまった。それも、二回も見てしまった。
なかなかキツイ映画であった。一人で見るのはもう遠慮したい。
書斎の本棚(大)、下ブロック
「レーモン・ルーセルの謎」岡谷公二 国書刊行会 1998年9月10日 初版 3000円
新刊で、ジュンク堂で購入。
私は、ルーセルについては、多くを語りたくないなあ。
作家研究だけど、「幻想」に分類しちゃった‥‥。
と、昨日と同じことを書いてもしょうがないか。
私は、ルーセルは好きとは言いがたい。しかし、あまりにも謎が深いので、「怪しきもの」に対する興味という意味では、ルーセルに興味がある。
まず、一番大きな興味(疑問)としては、「なぜ、あの方法で小説を書くのが良いと思ったのか」というのがある。(ルーセルの小説は、言葉遊びによって成り立っている)
一体なぜ、ああしたのか? 「そういうのも一作書いてみた」というなら、まだ分からないでもないが、それを限りなく続けていく意味が分からない。あれは、大変だったと思うのだ。あんな、特殊な書き方をしていては。(筒井が全作「残像に口紅を」の方法で書いてるようなものでしょうが)それとも、彼は、そんな特殊な書き方をしている最中に、つらいとは思わずに幸福だったのだろうか。
「ルーセルに、なぜと言っても仕方ないでしょう。だって、彼は〈基地の外〉の人じゃない?」
という考え方もあるだろう。いやまあ、実態はそれに近いのかなあ。
創作家にとって、「幸福」というのは、見逃せないキーワードなのである。
創作が「幸福」であるうちは、創作家は大抵のことに耐えられるのである。そして、必ずや、「またあの幸福を」と、創作の作業を繰り返すものなのである。
ルーセルは結局、56歳で、自殺してしまった。自殺未遂を、散々繰り返した末の自殺である。「死ぬなんて簡単なことだ」と叫び、ケタケタ笑いながら手首を切ったりしていたと、ホテルのボーイなどが証言している。
そして、とても不思議なことだが、こんな基地の外の人に、最後までぴったり付いて離れなかった女性がいた。一応、「使用人」の体裁で付いていたのだが、金のために付いていたとは到底思われないことをしている。
「じゃあ、二人は愛し合っていたのよ」
とロマンチストは考えるだろうが、ルーセルは男色家なのである。
ほら、色々分からんでしょ?
書斎の本棚(大)、下ブロック
「レーモン・ルーセルの生涯」フランソワ・カラデック 北川研二訳 リブロポート 1989年6月25日 初版 4635円
古書で、2500円で購入。多分、落穂舎で買ったと思う。
タイトルのとおり、レーモン・ルーセルの評伝である。
だが、私はルーセルについては、多くを語りたくないなあ。このあたりを見てください→
「アフリカの印象」この本、もうちょっとクールに編年体の方が、分かりやすいのではないかな。
‥‥評伝なのに、「幻想」に分類しちゃった。
書斎の本棚(大)、下ブロック
「『本の雑誌』傑作選」本の雑誌社 1990年6月15日 7刷 1240円
新刊で購入したらしい。タイトルのとおりの内容である。
私は、本の雑誌を、欠かさず買うわけではないので、別冊だの傑作選だのが出ると買ってしまうのだ。
P246に、付箋が付いている。意外にも、和田誠氏の「オールタイムベストテン」であった。
あっ。付箋が粉々に崩れてしまった! 20年近くたっているからねえ。