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プロダクションノート 勅使河原宏・映画事始

書斎の本棚(大)。

「プロダクションノート 勅使河原宏・映画事始」野村紀子 草月文化事業株式会社出版部 2007年4月14日 初版 2500円

ずいぶん前に、人にいただいた。いただいたまま、ほぼ読んでいない。

本書は、勅使河原プロ=テシプロの、番頭さん的ポジションの方の作った本である。
映画監督・勅使河原宏の仕事の、「おとし穴」製作時のリポートを中心に、映画評・人物評・製作資料などで構成されたものであるが、「評論」とも「評伝」とも「資料集」とも言いがたく、私の印象としては「映画色の強い雑多な宏本」と思える。

私としては、読み物としてではなく、資料的に持っているだけなので、必要なときに必要な部分を開いて見るだけであって、通読したいと思わない本だ。

私は、映画監督・勅使河原宏は大好きなので……ぶっちゃけ、今でも、
「草月流が、映画界からテシガハラを盗って行った」
と思っている人間なので、草月人ではあるけれど、「宏家元の本しか読みたくないわ」と思っているわけではない。

本書は、入手した時点では、一度は通読しようかとも思ったのだ。そう思って、着手はしたのだが、どうも内容がこじんまりしすぎていて、「資料でいいや」ということになったのである。

本書は、草月流の出版部門が出した本なので、一般的な取次ぎに入っていない本のはずである。
もしも、「テシガハラ監督マニア」みたいな映画好きの方がおられたら、「いけばなの分野で、テシガハラのこんな本が出ているよ」と教えて差し上げたいと思う。
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